2017年04月27日

北都市の猫達

『ジャズ批評』という音楽雑誌の中に「北都市の猫達」という北海道のジャズミュージシャンを紹介する連載記事があります。

札幌のライブハウス『くう』のマスター、山本弘市氏の手によるその文章は、的確かつミュージシャンへの眼差しの暖かさに溢れています。

そしてこの度、有難い事に今月24日に発売になったVOL.197号で僕の事を取り上げて頂きました。

特集記事がジャズレコード生誕100年を記念した「ジャズ100年の名曲&名演(選者60人の中に山本氏がおられます)」の『ジャズ批評 VOL.197号』。

興味のお有りの方は是非ともチェックして下さい。
posted by officeyy at 21:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

過去・現在・未来



就職をする長女の引越し先が偶然にも僕が小学校5.6年生の頃に過ごしたアパートの近くだったので、懐かしも手伝ってそのアパートを訪れてみた。

しかし、建物は既に取り壊されて跡形も無くなっていた。

その跡地に立ってみて、思い出の場所が無くなった一抹の寂しさも感じたが、それよりも「自分の思い出」と云う過去と「長女の独り立ち」と云う未来へのバトンタッチが行われた様な気がして、不思議と清々しい気持ちの方が強かった。

もしかしたら、その清々しい気持ちは「今・この時・この瞬間」と云う「現在」を表すものなのかも知れないし、その感情を大切にして行きたいと感じた今日1日だった。

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2016年11月10日

理想のライブ

ライブには生演奏、生放送という意味があります。

ある一定の時間と場所の中で何かが生まれ、そして消えていく瞬間とも言えるでしょう。

ただ、ライブと一口に言っても様々な形態があり、大ホールやドームに何千、何万人との人々が集まるライブも有れば、個人の家で聴衆が1人と云うライブも有り、一方的にステージが進むクールなライブが有れば、双方向のやり取りで熱気に溢れるライブも有ります。

そして、どれも甲乙は付けられません。

僕の理想は「その場、その時、その人々」を大切にしたライブ。

お客の鳴り止まない携帯電話の着信音を軽妙なやり取りで膨らませながら、ステージ中にそれを音楽にして拍手喝采を得るピアニストのRobert Glaspper や、落語「目黒のサンマ」の枕話中に起きたお客のクシャミを絶妙なタイミングで笑いへと昇華させた落語家の三代目三遊亭金馬の例など(例が極端ですが‥(笑))。

音楽の中身だけでは無く、そのライブの時間中に起きる事のすべてを大切に出来たら、と思います。

そんな理想に近づけるかどうかは分かりませんが、来年1月24日火曜日にジャムジカさんで2回目のリーダートリオの演奏が有ります。

メンバーは前回と同じく、ベースに豊田健さんとドラムスに川合草平さん(詳細は決まり次第にアップ致します)。

エレキ度をアップさせて見ようか‥Etc、色々と思案していますが、まずは理想のライブに近づける様に取り組んで行きたいと思っています。

どうぞ宜しくお願い致します٩(^‿^)۶!
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2016年09月11日

偶然?必然?S君との再会

9月の演奏予定にも記載しておりましたが、先日、上川郡東神楽町「匠工芸」での『大島さゆり 星空コンサート』がお客様や匠工芸の社員さん達の暖かい雰囲気の中、無事に終了致しました。

それだけでも嬉しい事なのですが、加えて、25年振り(!)にS君という高校時代のバンド仲間と再会する、というハプニングが有りました。

僕が高校生の頃はビジュアル系バンドが全盛期で、「ギタリストは派手に目立ってナンボ」という風潮が強かったのですが、そんな中でもアンサンブル重視のギターを黙々と弾くS君はとても素敵でした。

高校卒業後はお互いに別々の道を歩む事になり、音沙汰が全く無くなってしまったのですが、25年の時を経て、デザインの道を志したS君は「匠工芸」の工場長、音楽の道を志した僕はジャズピアニストになっていました。

久しぶりの再会を喜びながらも、

「facebook?面倒くさいからやってないよ。高校や大学時代の友人とも殆ど連絡してないし」

2人ともこんな感じなので、もしかすると今回の再会はたまたまの偶然だったのかも知れませんが‥(笑)。

それは冗談としても、「人と人の繋がりを大切にしていれば必然的に嬉しい再会が訪れる」と思わせてくれた今回のS君との再会でした。

感謝!


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2016年06月11日

「バタクソ」と何気ない一言

中学生の頃、休み時間の廊下で「バタクソ」という名の出来事が定期的に行われていた。

それは、仲間内でジャンケンをして、最後に負けた1人を一定時間に皆で殴り蹴り続ける、というものだった。

今思えば、それは思春期のエネルギーを昇華し切れない、中学生男子特有の現象だったのかも知れない。

僕は友達と共にその輪の中にいた。

それが良くない行為だと思っていながらも、集団の流れに身を任せる事しか出来なかった。

「こんな事は止めよう」と云う言葉は出せなかった。

ある日、「バタクソ」が行われている最中に1人の先生がそれを制止にやって来た。

今となっては、もう名前も担当教科も思い出せないが顔はおぼろげに覚えている。

普段は殆ど接点の無い女性の先生だった。

大声で注意され、皆、蜘蛛の巣を散らした様に去って行ったが、モタモタしていた僕はその場に留まってしまった。

「怒られる‥」と観念していたら、その先生から思ってもいなかった言葉をかけられた。

「あんた、そんな綺麗な目をしているのに‥何でこんな事すんの」

僕は今でもこの言葉が忘れられない。

この人は僕を認めてくれている、と思えた。

その後、僕は二度と「バタクソ」の輪に入る事は無かった。

自分をきちんと認めてくれる人がいる、と思える事はとても大事だと思う。

そして耳を澄ませば、僕らの回りにはそんな何気なくも大切な一言が満ち溢れているのかも知れない。



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2016年05月31日

22年前との邂逅

新宿ミノトール2で2日間に渡り行われた宮田あやこさんの東京公演が無事に終了しました。

ご来場して頂いた皆様、改めてありがとうございました!

実は、今回の東京滞在には不思議な偶然が続きました。

22年前、大学卒業を前に進む道が分からなくなり、何かを探す為にやって来た東京。

今回の公演は、その時に色々と手助けしてくれた東京の親戚の叔父さんのお葬式の日程と偶然にも重なったので、滞在中、葬儀に参列する事が出来ました(しかも葬儀場は22年前に東京で住んでいたアパートの近くでした)。

そして今回のライブのリハーサルで使ったスタジオでは、22年前に六本木にあった某ライブハウスで僕がアルバイトをしていた時の先輩と偶然にも再会する事が出来ました。

この様な出来事を上手く表現する言葉を探していたら、「邂逅」と云う言葉が見つかりました。

邂逅


今回の東京公演は、22年前の東京で行く先を模索していた自分との「邂逅」でした。

人生には幾つかのターニングポイントが有るそうですが、そのうちの1つを再確認した様な気がします。







posted by officeyy at 08:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月22日

春の訪れ

最近、ちょいちょいと渡り鳥の群れを見かける様になりました。

さっきも見かけたので、遊び心からスマホのコンパス機能でその向きを調べてみた所、ほぼ真北に向かって飛んでいるのを確認。

何処か南の暖かい所で越冬して、再び北の何処か向かって、道具も使わず当然の様に正確に移動するその光景。

土の中から芽が出て来たり、昆虫が飛び始めたり、人によって春の訪れを感じるのには様々な光景が有ると思いますが、春の訪れを感じるという事は、ひいては「生命の逞しさ」を改めて感じる事なのかなと思いました。

posted by officeyy at 10:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月10日

リズムとノリ

この世界に存在する様々な音楽には、それぞれ特徴的なリズム(ノリ)を持っていて、その音楽にとって重要な位置を占めている。

僕の場合、主にジャズ、サンバ(ボサノバ)、ラテン、ロック、ブルース、ポピュラー音楽、等を演奏しているが、

@その「ノリ」を掴む為に、レコードを聴く、練習をする、人のアドバイスを聞く、ネットで調べてみる、等と試行錯誤する。

Aその過程で上手くノリが掴めたと思いちょっぴり嬉しくなっても、全くノリが掴めないまま演奏が終わったりする事があって落ち込み、再び@に戻る。

今までずっとこの繰り返しだ(笑)。

でも先日、とある先輩ミュージシャンの方と話していて目からウロコが落ちた。

『リズムはメンタルに大きく左右されると思うから、そこをコントロール出来る様な取り組みも必要じゃない?』

確かに!!

音楽に限らず、楽しくてワクワクしている時はノリが良くなるし、ネガティヴな気持ちがある時はノリが悪くなる。

僕は「リズム」という要素ばかりに気を取られて、肝心の演奏する自分の気持ちの事は余り考えて来なかった‥。

では、実際に何をどう取り組むか?

具体的な方法はまだ見つかっていないけど(笑)、これからは少なくとも「木を見て森を見ず」とはならない様に気をつけて行こうと思っている。





posted by officeyy at 05:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月25日

日本ポップス伝

大瀧詠一と云う音楽家をご存知でしょうか?


高校生の時に、親父のカセットテープ棚の中から何気に『大瀧詠一 ナイアガラムーン(1975年)』とラベルされたテープを見つけて、「知らない名前の人のアルバムだけど、暇だし聴いてみるべか‥」と初めて聴いた時、それまでハードロックやヘビーメタル等の音楽を愛聴し、ギターの早弾きにしか興味の無かった僕は、そのアルバムから溢れて来る、洗練された旋律や和声やリズム、そしてユーモアを兼ね備えた音楽にとても新鮮な衝撃を受けました。

・何なんだ、この(ヘンテコな)音楽は?!
→でもちょっと面白いし、意外と好きかも‥。

・このコロコロ、キラキラした音は何だ(後に松任谷正隆さん&佐藤博さんの弾くニューオリンズスタイルのピアノと判明)?!
→ギターよりも楽しそうかも‥。

・一体どうやったらこんな音楽が作れるんだ?!
→ピアノみたいに1度にたくさんの音が出る楽器の方が良さそうかも。ピアノを練習してみようかな‥。

都会からやって来た、物知りでオシャレでカッコいいお兄さんの真似をしたい‥。多分、当時はそんな背伸びした様な心境だったと思います。

今の様にYouTubeやグーグルで検索したらすぐに情報を手に入れられる時代では無かったので、とりあえず大瀧詠一という名前を覚えて、後は訳も分からず、ただひたすらそのテープを繰り返し聴いていました。

その後、彼が「はっぴいえんど」と云う伝説のロックバンドのメンバーだった事や『ア・ロングバケーション(1981年)』と云う大ヒットアルバムの作者である事なども知りましたが、僕はギターからピアノに転向し、他の色々な音楽にも興味が膨らみ始め、彼の音楽とは何となく疎遠になったまま月日が経って行きました。

それが先日、娘と一緒に滝川市立図書館で暇つぶしに読む為の本を探していた時に、特集『文藝別冊 大瀧詠一 』という本を見つけ、高校生の時に聴きまくった懐かしさも手伝い、ちょっとした気持ちで借りてみました。

読んでみて、何故に当時僕が『ナイアガラムーン』の音楽に「オシャレで物知りのお兄さん」を感じ、魅了されたかが何となく判明しました。

彼は小さい頃から、膨大な量の、様々な種類の音楽を聴き込んで、しかもそれをキチンと整理して自身の頭(身体)中に叩き込んでいたそうです。勿論、ただの物知りではなく音楽家として。

大瀧詠一さんは、2013年に65歳で急逝されたのですが、その音楽人生の総括として、1995年と1999年にNHK-FMで『日本ポップス伝』『日本ポップス伝2』と云う5夜連続の番組を放送していた、と云う事も本に書かれていました。

早速、YouTubeで探して(便利な時代ですよね(笑))聴いてみました。

本の中に書いてあった「(インタビュアー)大瀧さんは、ある音楽の前には常に先達があり、時間を遡るほどに枝分かれして無限に広がっていくという考え方をされています‥。(大瀧)それは仏教のお坊さんが、あなたをずっと遡ってゆけばあなたの前には何百万人だかのご先祖様がいる事になるのだから大事にしなさいというような事を言っていた。それと同じことでしょ?(前述『大瀧詠一』より抜粋)」という考えと、自身が持つありったけの音源と情報を「自分の遺言のようなもの」としてまとめた内容となっていました。

ちなみに、内容をより多くの人々に共有して貰いたいと云う気持ちから、無料で聴けるFMラジオという媒体を選んだそうです。

少なからずとも彼の音楽に影響を受けた者として、これはより多くの人に広めるべきだと思いました。

僕もまだ聴き始めたばかりなのですが、もしも興味のある方(ない方でも、もしお暇なら(笑))、下にYouTubeのリンクを貼っておきますので、1度聴いてみて下さい(上手くリンクしない場合は、お手数ですが各自で『日本ポップス伝』でインターネットを検索してみて下さい)。


『日本ポップス伝』
第一夜
第二夜
第三夜
第四夜
第五夜

『日本ポップス伝2』
第一夜
第二夜
第三夜
第四夜
第五夜
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2015年12月09日

今年のヘビーローテーションアルバム


僕の住む滝川市と主な演奏場所の札幌市との車での往復移動、よく使う国道275号線経由だと約4時間程かかります。

往復4時間という移動に関しては色々なご感想を頂きますが、ひとまず僕にとってはじっくり音楽を聴く為の貴重な時間です(もちろん、運転に差し支えの無い程度にですよ(笑))。

そんな僕の今年一年の移動時間を充実させてくれたアルバム達に敬意を表したくなり、勝手に賞を授与する事にしました(タイトルの質についてはどうか不問にてお願い致します)。

以下、主観でしか無い様な感想を付け加えておりますが、もし興味を持たれた方は、インターネットなどで検索して、是非とも聴いてみて下さい。



『とにかく沢山聴いたで賞』
Snarky Puppy「We Like It Here」
このアルバムには今年の春先に出会ったのですが、ホントにハマりました。Snarky Puppyについては当ブログの「興味の行方」というタイトルでも書きましたが、バカテクでノリノリの若者達、とにかくカッコ良いグループです。

『一緒に歌ったで賞』
Diana Krall「Wall Flower」
60年代〜80年代の洋楽ポップスの名曲をDavid Fosterの素晴らしいアレンジの下、Diana krallが弾き語りでは無く、ボーカリストとして作り上げたこのアルバム。女性にしては若干音域の低めの彼女の歌声は、男の僕でも何とか一緒に歌える範囲。いや〜、車の中とは言え、恥ずかしいくらい一緒になって熱唱してました…。

『切なくなるで賞』
Ennio Morricone 「ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)サウンドトラック」

もはや駄洒落としか思えない様な賞の名前かも知れませんが、本当に切ない気持ちになれる音楽だと思います。映画ファンの方には怒られるかも知れませんが、僕はまだ映画を見ていません。しかし、音楽だけでも充分に訴えかけてくる何かを感じる事が出来ると思います。センチメンタルな気分に浸りたい時はいつも聴いていました。

『夏で賞』
Gipsy Kings「Djobi Djoba – Best of Gipsy Kings」&「Gipsy Kings Gratest Hits」
夏はビール、ビールのコマーシャルといえばジプキンのボラーレ、という安易な連想からでは無いのですが、とにかく今年の猛暑を乗り切るかの様に夏場は良く聴いていました。前者はまだ垢抜けて無い荒々しいジプキン、後者はヒットを飛ばした後の洗練されたジプキンのベスト盤。人によって好みは分かれる所ですが、僕はどちらのジプキンも好き!

『ピアノが美しいで賞』
Lars Jansson「A Window Towards Being」
スウェーデン生まれのジャズピアニスト、Lars Janssonのこのアルバムは、ピアノの音色の美しさと曲の素晴らしさに溢れていて、俺ってピアノが下手だな〜と落ち込んだ時に聴いて勇気づけられました。ただ、これがヘビーローテーションなら、そんなに頻繁に落ち込んでるのかい?とのツッコミがあるかも(笑)。

『初心に帰るで賞』
Van Hellen「Van Hellen」
そもそも僕はハードロック&ヘビーメタル大好きのギター少年として音楽活動を始めました。フリーの音楽家としてこの先どうしようか?などと悩んだ時にこのアルバムを聴くと、もう楽器に触れるのが楽しくてしょうがなかった頃を思い出し、余計な事を考えずにとにかく前に進もう、という気持ちになります。

『悩ましいで賞』
Herbie Hancock「Head Hunters」
本来、車の運転中に音楽に没頭するのは危ないので、運転に集中する為には聴きすぎない程度の音楽が良い訳ですが、あまりBGM的過ぎてもつまらない…。そんな悩ましい時にはこのアルバムを良く聴きました。アルバムはファンキーなシンセベースとキャッチーやメロディーでスタート。運転も軽快だ。その内、溢れんばかりのグルーブに身を任せればハンドルがパーカッションになり、実は先鋭的な尖った中身のメロディーとハーモニーからは知的な好奇心が触発されてつい聴き込んでしまう。って、結局、最後は音楽にのめり込んでしまうのでやっぱり運転には駄目じゃん(笑)、という別の意味で悩ましいアルバムです。






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